ジュライサークルというのは80年代、90年代に日本人が密集していたエリア。
具体的な場所はここですね。
ここはバンコクのチャイナタウン、ヤワラートにあるジュライサークルと言うロータリーなんですが、ここに以前は安宿が密集していて、短期旅行者や数年単位で沈没してる人など日本人で賑わってたみたいです。
私はその世代じゃないんで全くどんなものなのか知らない。
でも、キンドルでこのジュライサークルに関する本をいくつか読んだのがきっかけで前々からこのエリアに興味はあったんですよね。
もちろん、今はその安宿も壊滅してしまい、このエリアは日本人は殆どいないです。
ただ、このジュライサークルの一角を担っていた台北大旅社というホテルがリニューアルしたと聞いたので、ちょっとでもその雰囲気を味わおうと思い宿泊してきました!
リニューアルした台北大旅社ことW22ブラサリホテルはMRT新駅が便利!
まずヤワラートなんですが、それまで結構不便だったんですよね。
というのもMRTの終点が長らくファランポーン駅が終点で、ヤワラートに行くにはそこから徒歩で10分くらい歩くか、タクシーやバスを使うしかありませんでした。
でも、今年の7月についにファランポーン駅から先が開通。
新駅には「ワットマンコン駅」というチャイナタウンど真ん中に出る駅ができたので、ヤワラートに行くのも一気に便利になりました。
しかも・・・
本格運用開始が9月末からですが、それまでは午前7時から21時まで無料で使えます。
無料期間中はファランポーン駅での乗り換えが必要
無料区間と有料区間を分けるためでしょうが、現在新駅まで直通という電車はありません。
一度ファランポーン駅で下車し、反対側の新駅区間を走る電車に乗り換える必要があります。
ちなみに電車の間隔はだいたい8分から10分程度なので、そんなに待たされることはありません。
新駅ワットマンコンはファランポーンから1駅目。
初めてバンコクに来たのが2012年。
ついにファランポーン駅より先ができたってのは個人的に感慨深いものがありますw
出てすぐのバミー屋が一押しな新駅出口
駅の外に出てみましょう。
出口は何箇所かあってヤワラート通り側とジャルンクルン通り側の出口があります。
目的のホテルはジャルンクルン通り側なのでそちらの出口に出ます。
さすが新駅というだけあって出入り口もキレイ!
で、この出口をみまわしてみると、あれはもしや!
個人的にバンコク最強のバミー屋がバミージャップガンあるじゃないですか。
小腹も空いてたのでホテルの前にここでお昼。
ここは普通のバミー屋の2倍以上の量があるにもかかわらず40バーツ(大盛り50バーツ)という破格の値段で食べれます。
地球の歩き方にも乗るくらい有名店なんですが、以前までは来るのが結構面倒だったのでいつ行っても空いてたんですが、新駅効果で見たことないくらい混雑してました。
物価上昇が激しいバンコクだけど、ここは7年前に始めてきた頃から変わらない値段なので、これからもこの値段で頑張ってほしい。
新駅出口からジュライサークルは徒歩5,6分程度
食事を済ませてから目的のW22ブラサリホテルまでは徒歩でいきます。
このヤワラートエリアはバンバン開発されてるシーロムやスクンビットと比べると、昔からの建物が多く残ってて、ホント時代に取り残されてる感が半端ないです。
でも、それがなんかノスタルジックを感じさせていいんですよね〜
そんな事を考えながら歩いてるとみえてきました。
ここがジュライサークル。ロータリーの真ん中に公園があって、昔はここでドラッグの売人がたむろしてたり、滞在している日本人がまったりしてたりしたんだとか。
今は、その面影はまったくありません。
そして、写真の左に見えるのが伝説の安宿「ジュライホテル」の跡地。
95年に閉鎖してからずっとこのまま放置されてます。
台北が生まれ変わったように、このホテルももしかしたら近々生まれ変わるのかもしれません。
W22ブルサリホテルに到着
ジュライホテルのある通りを曲がってすぐでホテルに到着
周りは廃墟みたいな建物ばかりですが、ここだけはピカピカ。
このホテルの開業自体は新駅ができるちょっと前からですが、今後こういう新しいホテルがこの界隈にも増えていくのかもしれません。
台北の面影を残しつつも新しくおしゃれなW22ブラサリホテルの全貌
このW22ブラサリホテルは台北大旅社の基礎部分を利用したホテル。
なので、ところどころで台北大旅社を思い出させる部分を残ってるみたい。
例えば、
この真中の吹き抜けとか、当時もあったみたいですね。
他にもこの廊下。
台北の頃と比べるともちろんきれいになってますけど、この配管がむき出しの廊下は私が書籍で見たのとにててちょっと感動しましたw
洒落たロビーに洒落たレストラン
ロビーはこんな感じ
広々としててかなりおしゃれ。
また、ロビーには
インスタ映えしそうなおしゃれなレストランがあります。
朝食はこちらでいただけるそうです。
ちなみにホテル併設のレストランですが部屋へのチャージはできません。
またクレジットカードも500バーツ以上でないと使えません。
2階にはビリヤードができる共有スペースも!
2階にコインランドリーがあるってことでみにいったんですが、予想外のものがありました。
まさかビリヤード台があるなんて。もちろん無料です。
ここでバービア嬢に勝つための練習をするのもありですねw
他にも
ブルーペイというウェブマネー専用の自販機もあります。
他にも会議室があったり、コーヒーメーカーがあったりとなかなかの充実した教養スペース。
部屋へ入室。ベッドやアメニティは?
いよいよ部屋に入室。
アメニティはテレビに冷蔵庫に金庫に
無料の水とドライヤー。必要なものは一通り揃ってます。
ベッドは
シングルベッドを2つ繋げたダブルのベッド。
マットレスは程よい硬さで寝心地は悪くないです。
バスルームを見てみましょう。
バスタブはありません。シャワーとトイレのみ。髭剃りや歯ブラシといったアメニティはありません。
また、シャンプーとボディーソープ一体型のものしかないので、そのへん気になる人は近くのコンビニで買いましょう。
マニアにはたまらない眺望
私が泊まった部屋は最上階の6階。窓の外を見てみると
ある意味マニアにはたまらないジュライホテルがめの前に。
そして、その奥には今のバンコク発展の象徴ともいえるシーロムのビル群が。
バンコクの過去と現在を同時に見れるこの景色はいいですね^^
ジュライサークル唯一?ルーフトップバーが併設
エレベーターを降りたときから気になってたこれ。
ブルーのネオンに照らされた謎の階段。どうも屋上につながってるみたいですね。
登ってみましょう。
ジュライサークルのホテルにルーフトップバーがあるとは考えもしませんでした。
もちろん、台北時代にはなかったんじゃないでしょうか。
このホテルはそんなに背の高いホテルではありませんが、
ヤワラーエリアにはそんなに高いホテルがないので、
ヤワラー一体を見渡すことができて眺めはいいです。
また、まだ始まってないみたいですがバーベキュースペースもできる模様。
雨季が終わる11月頃くらいにはオープンしてるかもしれませんね。
一通り見回って屋根のある席で一杯。
屋根が少し高いので普通に横雨だと濡れるんですが、外で飲むのはやっぱ気持ちいいです!
ジュライホテルの屋上を見ながら飲めるのはおそらくこのルーフトップバーだけでしょうなw
W22ブラサリホテルのまとめ
このW22ブラサリホテルですが、アゴダでは星3つ。
1泊1000バーツくらいで泊まれます。
でもできたばっかりで下手な星4のホテルよりも全然きれいですし、
インスタ映えを狙ってるのかロビーやルーフトップなど
設備にこだわってるなあと思わせるホテルでした。
MRTも延伸してこのヤワラートもかなり便利になってきたので、
ジュライサークル時代を知ってる人は当時を懐かしむのもよし。
知らない人はヤワラート散策の拠点に使うのにもよしなホテルだと思います。
ちなみにこのホテルの周りはジュライホテルを含めて時代が泊まったような建物が多いです。
でも、新駅ができたことで人の流れも今後は変わるはず。
そしたらホテルの需要も増えるので、放ったらかしになってるジュライホテルとかもリニューアルして復活するかもしれませんね。